白熊くんスイカバーを食べる

たまに更新する(予定)のブログです。

一人で小説(笑)書いてみたら…(何故こうなった)

おめがぁ「俺の文才なんてこんなんものか…」

 

*sketyte君がいないのでやヴぁいです*

 

 

ドッペルゲンガー

僕は凍りついた。何故かって?
それは僕の目の前には、『僕と全く同じ姿かたちをした人』が
居たからだ。
「はぁ…やっと見つけたよ。」
「…君は誰だ?」
「ん?『あいつ』から聞いてないのか?」
「そうか…面倒だな…じゃぁ説明してやるよ。」


「俺とお前はもともと一人の人間だったんだよ。」


こんな感じのSF小説は昔読んだことがあるかもしれない。
ただ、実際に自分の身に起こってみると…何が何だか分からなくなってくる。
「…それ本当か?」
「嘘なんてついてどうするんだい?w」
「そうか…」
これぐらいしか言うことが思いつかなかった。
「じゃぁ説明しようか、…じゃぁまずは…

俺が君を探してた理由でも話すかな。」
「俺はね…まぁ自分で言うのもなんだけど完璧な人間なんだよ。」
遠慮がないなぁ…
「勉強は全国トップ、運動では国体に余裕で出てやったよw」
「家だって親は政治家でね…育ちだっていいんだぜ?」
何が言いたいんだこいつは
「ただね…俺にはただひとつ足りないものがあるんだよ。

なんだかわかるかい?」
わかるわけないだろ。って足りないものだらけの気もするが。
「運だよ。」
「俺はね昔っから友達にも恵まれないし、

ギャンブルでは一回も勝ったことがない。」
この男は高校生ぐらいに見えるが、もうギャンブルをしてるのか。
「しかしね…つい一か月くらい前のことだ、

俺の前に一人の少年が現れたんだ。」
「その少年は最初『自分は天からの使いです』とか言い出すから
ただの痛い子供だと思ったんだけどね…

そしたら急に『痛い子供なんてひどいなぁw』
とか言い出すから。心が読めるのか!?と思ったら

『えぇ』とか返してくるからね…
思わず信じちゃったよ。」
「その少年はね、こんなことを言い出したんだ。
『あなた、最近自分に足りないものがあることで

悩んでるでしょう?』と。」
「そしてこうも言った。
『あなたの足りないものを手に入れる方法が、

一つありますよ。』と。」
「それは?」
「へぇw君も興味持ち始めた?w…あぁ話の続きだね。
その少年はね、さっきも言ったが俺と君が

最初は一人の人間だったと言い出すんだ。
俺もね…最初は信じられなかった。

ただこの少年は普通じゃないと思ったからね…信じたよ。」
「その少年が言うにはね、君が僕の持っていないところを持っているというんだよ。」
確かに僕は運がある。運ゲーでは負けたことがない。
「それでね…俺と君の魂をいったん分離して、

体に戻すと俺たちは完璧になれるんだよ!」
…なんだかなぁ。よくわからない、でも僕が
この男の助けになれるなら…
「どうすれば、完璧になれるんだ?」
「ほほぉw興味あるかい?それはねぇ…」
男はズボンのポケットから笛を取り出した。
そして、吹き始めた。
この世のものとは思えないような、透き通った素晴らしい音色だった。
そして空から少年がやってきた。たぶん男が言っていた少年だろう。
「おや?やっと見つけたのかい?ずいぶんと遅かったね?」
「人間なりに頑張ったんだぜ?…それより早くしてくれよ。」
「あぁ、交渉成立したんだw」
「さぁ早くしてくれよ!」
「あぁもちろんさ。…でも本人から確認を取らないとね。
そこの君。話はそこの男から聞いてるだろ。承認する?」
…この男が報われるなら…
「…いいですよ」
「そう…じゃあ始めようか…」


「ククク…」
実はこいつに言っていないことが一つだけある。
少年はこうも言っていた。
『あとね…これをした際に一方は完全に、

もう一方はすべてが欠けた人間になるんだよ。』
『っ!?それは選べないのか?』
『選べはしないけどね…ただ、どっちがそうなるかは決まってるよ。
完全に近いほうの人は完全な人間に、

そしてすべてが欠けてるような駄目人間はすべてが欠ける。』
俺には自分が完璧に近いという自負があった。
『なんだ…じゃぁ早速やってもろうじゃないか』
『あぁ…でもこれをするには本人の同意が必要なんだよねぇ…』
『おもしれぇ…探し出してやろうじゃん。』
『フフ…まぁ頑張ってやってみなw』


「ついに…ついに俺が完璧になれる!」
「…そっか。」
「…なんだ驚きが少ないなぁ。」
「別に…僕は最初から得する気なんてなかったし…。」
「なんだよ…だったら最初から隠さなきゃよかったな…」
「あぁ…もうすぐ終わるみたいだね…」
シュウゥゥゥ…
「なんだ!?」
…ん?なんだか体が軽いような…
「体が…重い…もしかして俺が全て欠けたというのか!?」
「そうだよ。」
そうして少年は語り始めた。
「君はいつから自分が完璧に近いと思っていたんだい?」
「なっ…俺は勉強m「そこだよ!」ビクッ
「君はねぇ…人のことは考えないような駄目人間だ。

全て欠けさせてもらったよ。」
「てめぇ…!」「後のことには責任はもたないよ。」
「待っ「じゃぁね、その体を満喫してなよ!」
バシュッ
ヒュォォ…
「消えた…はは…」
男は膝から崩れ落ちた。


----------その後---------
「わかりません…」
「なんだねぇ…君はこんな簡単な問題も解けなくなったのかい?」
クスクス…笑っちゃだめだよぉw…お前も笑ってんじゃんw…
あれから俺はクラスで忌み者となった。いじめられるようにもなった。
全て俺が昔クラスの奴らにしていたことだ。
今更だが…後悔している。俺は自惚れ過ぎた。
ただ、それは後の祭りだ。もう遅い。
「よぉよぉw天才君w」
「運動も勉強もできないお前なんてもう怖くねぇよw」
「今までよくもバカにしてくれたなぁw」
…しょうがないかハハハ…
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
「ハハハハハハハハハハハハハハハハ!」
「!?」ビクッ
「なんだこいつ…」
「狂っちまったのか?」
「構うかやるぞ。」
これから毎日こんな感じなんだろうなぁ…


ドッペルゲンガーに会ったら死んでしまう』
そんな都市伝説があった。
会わなきゃ良かったよ。
まぁ、後の祭りだ。
そのうち俺は考えるのをやめた。